写真帳・8

8-1 つちのこ出没注意

スリップ注意と速度注意の交通標識の上に「つちのこ出没注意」の標識があります。
山間部では、よく「サル」や「シカ」の注意標識は見ますが「つちのこ」は多分、全国、いや世界にここだけだと思います。
ただそれがどれだけ公式性を持っているのかは、分りませんが・・・。
でも、これがこの村の魅力の一つだと思います。
よく考えれば、ジョークのはんちゅうのことを自治体も一緒に真面目に取り組む。
私がこの村を好きな理由の一つです。
8-2 グミの実

これは「びっくりグミ」という大粒の品種です。
植えて三・四年ですが初めて実が五・六個付きました。
子供の頃、近くにグミの木があり色づくとおいしそうに見えましたが、実際食べてもすっぱいだけだったような気がする。
でも、こいつは品種が違うしあれから何十年も経っているしと勝手な根拠で、きっと美味しい実に成ると、熟れて色づくのを楽しみに毎日覗いて待っていた。
真っ赤になり、いよいよ今日あたり摘んで食べてみようと行ってみると、なんと全部、鳥に先を越されて食べられていた。 よく有る事です。
8-3 小鳥

店の周りの地形は、表と裏に山が在りその山と山の間に川が流れその川の脇に道路が通る、いわゆる谷の様な場所です。
店の在る場所はどうやら小鳥にとっては、山から山へ渡る通り道になる様で、よく車庫に迷い込んだり、窓にぶつかって気絶したりケガしたりしています。
この鳥も見つけた時は動けなかったので、焼却炉の上の平らな所に置いておきました。

しばらくして見た時もう居なかったので、きっと家に帰れたのでしょう。
8-4 全校登山

子供が通う東白川小学校では、毎年春に全校で村内の山に登る行事が続いています。
村内の六つの山の一つに年毎に順番に登り、六年掛けて全山登り切るものです。
子供は今年六年生になり六つの山を体験したので、記念のメダルをもらってきました。
保護者も参加出来るので、一・二年の頃付いて行ってみましたが、途中ロープを頼りに登るような場所もあり結構大変でした。
きっとこれが故郷の思い出になるんだろうな。
8-5 いちじくの実

いちじくは植えてから実が付く年数が早いので、趣味で果樹を育てる場合とても頼りになる木です。 しかし、残念な事に割りに好き嫌いも多い果実で、子供が喜んで食べてくれないのが残念です。私も昔は食べられませんでした。

ところで「無花果」と書いて「いちじく」、植物の名前の中には難読漢字の物が割と多いと思う。 身近なものでも向日葵(ひまわり)、銀杏(いちょう)、紅葉(もみじ)、玉蜀黍(とうもろこし)、土筆(つくし)等々。
そう言えば、人名にも「九」とかいて「いちじく」と読む人があるそうな。
8-6 現行犯逮捕

ヒヨドリです。
いちごの花壇に毎年来て実を食べてしまうので、去年から鳥避けのネツトを張っていました。
しかし敵も根性が半端ではなく、ネットのすき間から入り込み平然と赤い実を食べていました。
急に私が現れたので、慌ててネツトに引っ掛り現行犯逮捕となりました。
本来、市中引き回しのうえ打首のところですが、今回は厳重注意のうえ所払いとし、逃がしました。
恩返しはいいから、もう来ないでくれ。
8-7 米の花

子供が小学五年生の時、お米作りの体験学習があり、田植えで残った苗をもらって帰ってきた。
家でバケツ栽培をする為だった。
お米は夏のある朝、ほんの短い時間だけ花が咲くそうで、それが夏休みの期間中なので各家庭で観察できるようにということだったようだ。
私は農業に縁の無い環境で育ったので、お米の花は初めて見る事ができた。
「子供」はその存在自体が宝物であるけれど、子供が体験する事をついでに体験させてもらえる事も、私には面白い場合が多い。
8-8 ツチノコ発見?

梅の木畑に草刈りに行った。私はエンジンの付いた草刈り機で作業し、妻は木の周りを鎌で刈っていた。
突然、妻が叫んだので行ってみると草の中にヤマドリがうずくまっていた。生きていることはわかったが、動こうとはしなかった。産卵でもしていたのだろうか。?
しかし、ひざ上まである草を刈っていて、鎌を引いて見えた所にこれが居たら、一瞬凍りつく感じでパニックになります。 もし、良く見ないままその場から逃げ帰ったら、記憶の中にはツチノコとして残ったかもしれません。
8-9 ユスラウメの実

植えている果樹の中に「ユスラウメ」というのが有り、小さなボールに3分の1程、実が採れました。
サクランボの様な色と大きさですが、食べると甘酸っぱい味がします。

今回、妻と子供でジャムを作りました。
次はユスラウメ酒を作ってみようかな。
8-10 オオルリ

ここは田舎なので、色々な野鳥もよく見られます。
これはたぶんオオルリだと思います。
時々、命の終わりを迎えた小鳥を、家の周りで見つける事があります。
手に乗せて一番感じることは、その軽さです。
空を自由に飛ぶ鳥に憧れを持ちますが、食欲旺盛な私には遠い世界です。

野鳥図鑑



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