写真帳・.4

4-1 セキレイ

この写真帳の1-10に貼り付けた「つちのこ館」の隣に、それらを管理する「ふるさと企画」の事務所があります。
その建物の道路に面した壁に、床下用の通気口が地面から50cm程の高さに四〜五個作ってあります。
その一つにセキレイが巣を作りました。
親鳥のいない時に巣を覗いたら三個程の卵が見えました。
人の匂いが付くと近かずかなくなると聞いた事が有るので、触らないように少し離れて見ていました。
ネコやヘビに襲われないか心配でしたが、その後ヒナに成り、そして無事巣立った様子でした。
4-2 イチゴ

昨年、イチゴの苗を6本買ってきてベランダのプランターで育てました。
秋に株分けのライナーというのが伸びてきたので、畑の端に植え替えしておいたら、思ったより沢山の株が根付きました。花の数からすると今年の夏は200個位食べられそうです。

ところで今年の春休み、イチゴ狩りに行ってみようということになり、岐阜県内で探したらすでに予約でいっぱいだった。 そこで、ちょっと遠いけれど長野で探して、駒ヶ根インターの近くの「ヨッシャア駒ヶ根」というイチゴ農園へ行きました。 私達はイチゴ狩りは初めてだったので、おいしいイチゴの見分け方や摘み方を丁寧に教えて下さいました。
大きくて甘いイチゴを、三十数個食べました。

その後、同じ駒ヶ根にある「養命酒の工場」へ見学に行きました。 平日だった為か、その時間ほかの見学者が無かったので私達家族の為だけに、綺麗な案内係のおねえさんが説明をして下さいました。
山の麓に作られた工場の敷地内はとても静かで美しく、巨木を含めて沢山の木々が残されいました。 そして、工場を建設する際に発掘された縄文・弥生の遺跡が、やはり敷地の中に復元され見学できました。
全体を通して一本芯が貫かれた様な、企業の「品格」を感じました。
4-3 ヤマガラ

ココリコ黄金伝説の濱口君風に言えば、今までの写真の中で一番「撮ったドー」感の有る一枚です。 春先の二三週間、ヤマガラが巣箱に出入りしていた。 でも、顔を出している時間が短かったので、やっと撮れた写真です。

いつも見ているテレビ番組に、TOKIOがやっている「ザ!鉄腕!DASH!!」というのがあり、特に「DASH村」のコーナーが好きです。 その中でやはり鳥の巣箱を作って観察するシーンがあり、シジュウカラが卵を産みヒナを育てていた。 テレビなので巣箱の中も撮影されていたが、裏に有るこの巣箱の中もきっと同じ様なんだなと想像しました。
4-4 川遊び

学校のプールの他に村内には決められた水泳場が数ヵ所有ります。 この地区の水泳場の看板が古くなり壊れてしまったので、有り合せの板で作りました。 板のフシを岩に、木目は水の流れに見立て、あみだの「だ」の点々と「渕」のサンズイの点々を泳ぐ魚にしてみました。
いわゆる、絵に描いた様な自己満足ですが。

川遊びはとても魅力的です。 けれと゛危険もより身近になります。 子供達が自然の中で安全に遊べるようにしてやることが、先輩(大人)からの最大のプレゼントだと思います。
4-5 アサガオ

花の名前を十個言いなさい。と言われたら即座に言えるのは五個位で、アサガオはその貴重な五個の中の一つです。ちなみに残りは、ひまわり、タンポポ、チューリップ・・・ゆり、かな。  その後、少し考えれば十五〜二十個は言えそうです。 ま、この位が私の植物に対するレベルです。
毎年、アサガオを植えるのは恒例になっており、妻と子供が植え付けや水やりをしています。 私はネット張り係です。
今年の花は西洋アサガオという種類だそうで、いつもより力強く元気そうに見えた。 通りがかった近所の人も何人か、誉めて下さいました。
4-6 収穫 その2(桃)

去年は桃の実がまだ大きくなりきる前に、何かの動物が全部かじってしまい結局、一つも食べられなかった。 その動物は夜行性らしく、姿を見ることは出来なかったが枝の折れ具合から推測すると、大きさは子ネコ以上で木に登れる様だった。 実はしっかり食べ、きれいに種だけ残していたので「やられた」とくやしがりつつも、その食べ方には好感を持った。 これって食べ物商売の職業意識なんだろうか。 今年は防獣ネットを張ったせいか、無事だった。

味はどうだったかは、また別の機会に。
4-7 カワガラス

写真の中央に写っているのがカワガラスです。
石の上から水の中へ飛び込んで、顔だけが水中にある場面です。

カワガラスは見かける頻度も多く、見ていても簡単には逃げないし、岩の上をチョコチョコ歩いたり、水に潜ってエサを探したり、裏の川に来る鳥の中では、見ていて面白い鳥の一つです。
4-8 アオサギ

この付近で見かける鳥の中では、一番大きい鳥だと思います。
浅瀬や岩の上でじっと動かず立っているのを良く見ます。 多分エサの魚を狙っているのだろうと思いますが、獲ったところを見たことはありません。 鳴き声は「ギャー」といった感じで、なんだか怪獣っぽい声です。
4-9 収穫 その3(あけび)

子供が「あけび」を食べてみたいと言っていたので、裏の川のやぶへ採りに降りて行った。 秋のこの時期、スボンも服も「くっつき虫」でいっぱいになってしまった。 「くっつき虫」の正式な名前は知りませんが、服にくっ付く厄介な草の種です。
「あけび」の実は、ほのかな甘さで種がいっぱい入っていて、いかにも品種改良していない野生の雰囲気がある。
縄文人が食べていたのも今の物も、ほとんど変わらないだろうなと思いつつ食べた。
4-10 収穫 その4(栗)

栗拾いはとても面白い。
店の前の山に栗の木が有り、秋の一ヶ月弱位の期間、栗拾いができます。 妻と子供は朝晩見に行き、拾ってくるのが日課になります。 この面白さは潮干狩りと同じように、隠れた物を探す宝探し的な魅力にあると思います。 きのこ採りや山菜採りも、やはり同じでしょうか。

さて、上の「あけび」のなかで縄文人に想いをはせてみましたが、三内丸山遺跡の縄文人はこの「栗」をすでに計画的に栽培していたらしい。 と言う事は、そこから品種改良の道が始まり、今ここにある栗の実はさかのぼれば、その恩恵にあずかっているのかもしれない。

この村にも縄文・弥生の遺跡が有るらしく、「やじり」などの石器を拾ったことがある、という話を聞いた。
散歩をしながら考えた。 たかだか数千年前の事、車が走る道や橋は無いにしても、山の形や川の流れは現在とそんなに違わないはず、もし自分が縄文時代にいたら、どこに家を作っただろう。 炊事を考えると川の近くが便利だけど大水も怖いので程々の距離で、もちろん日当たりは良くて、近くに果物の木が有ったり、山菜が有った方が良く、狩に行くにも便利な場所で、そして熊や狼などから襲われない場所て゛・・・・・。
あれこれ考えている内に現代の我が家へ、着いてしまいました。



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