写真帳・2

2-1 桜と梅

去年(平成十八年)は春先なかなか気温が上がらず、寒い日が遅くまで続いた。
その為、梅の花の開花が例年に比べ遅かったらしい。
普段の年であれば、先に梅の花が咲き梅前線が北へ向かい、その後桜前線が後を追い東北地方ぐらいで追いつくらしいとラジオで言っていた。
と、言うことは、この地方で両方の花が同時に咲いている風景は珍しいのかもしれないと思い、一枚撮りました。
真ん中の大きな木が桜で、その左下の小さい三本が梅です。
2-2 桃の花

桃の花です。
今まで近くで見ることが無かったので、花の大きさは桜や梅と同じ位だとイメージしていましたが、それらより一回り大きく以外な感じがした。

話は変わりますが、写真のバックに写っている川の岩は我が家では「カバの岩」もしくは「大岩」と呼ばれ、大水の時の尺度になります。又、アユつりシーズンの時は掛からない釣り人がその上で昼寝をする、大変重宝な岩です。
2-3 梨の花

梨の花です。
これまで植物にあまり興味が無く、店の周りの草刈をすると草と花(葉っぱだけの時)の区別が出来ず全部刈ってしまって、よく妻に叱られるありさまでした。
せっかくだから少し自然に近づこうと思い立ち、その入口として実の生る植物を、まったく計画性も無く家の周りに植えてしまいました。その為、各苗木の間隔をあまり考えておらず少し枝が伸びてきた現在、大変窮屈な状態になっております。
2-4 柿の花

田舎ですので柿の木の一本ぐらいは前から有りました。
しかし自生した物なのか裏の川の石垣ギリギリから生えだし、その枝はすべて川の上へせり出して伸びていました。
長い棒を使って実を採って食べてみましたが、小さくてあまり甘くなかったので、この木は今までどうり鳥にやり、柿もまた改めてブランド物を植えてみました。
柿の花って地味というかあまり目立たない花です。
しかし、野暮なようですが食べられる実を付ける植物の花は、みんなけなげで堅実ぽく見え、観賞用の花に比べ好感を持って見てしまいます。
2-5 ツララ

゛抜けば玉散る氷の刃゛・・・なんか昔、テレビの時代劇を見ていると正義の味方の方がいつもこう言って刀を抜いていたような気がする。
しかし調べてみると、これは南総里見八犬伝に出てくる名刀゛村雨゛のことで、鞘から抜いた刀の表面に露が付いていたらしい。今で言えば結露ですね。
この写真は去年(十八年一月)の風景で、ツララの長さは1メートル程ありました。今年は暖冬のようですが、去年は寒かったなあと思い出しつつ一枚貼ってみました。
2-6 ビッグウェーブ

続いて、もう一枚去年の冬の写真。
トタン屋根からゆっくり滑り落ちつつある、屋根に積もった雪。
今にも壊れて落ちそうな程垂れ下がり、はみ出した雪の重さも相当のものだと想像出来るのに、ねばってこらえている様子が面白く不思議だったので、一枚パチリ。
サーフィンの波(チューブ)にも見えるし、落ちそうで落ちない金魚のフンのイメージも浮かびましたが、タイトルはきれいな方にしておきました。
2-7 がんどうち

「がんどうち」とは桃の節句、つまり雛祭りの日に子供たちが地域の家々を回り、飾られた雛人形を見せてもらいながら、お供えしてあったお菓子をもらって歩く行事です。
現在、この風習は一部の地域にしか残っていないみたいで、写真のお菓子たちは、私の子供が飛騨の金山町に住む、じいさん・ばあさんの家へ帰って二十軒程の町内を回り、もらってきた物達。
私も子供の頃、同じように回ったが一度に沢山のお菓子が自分の物になるこの日は、一年の中でもすごくワクワクした日だった。
2-8 鯉のぼり

毎年、5月3日は村のイベント「つちのこフェスタ」の日で、これに合わせメイン会場となる水辺公園にはゴールデン・ウイークの期間、゛鯉のぼり゛も飾られます。
故事によると、鯉は急流を登って竜に成ると言われ、その時くぐる門が「登竜門」と言われるそうで、子供の立身出世を願って始められた風習だと聞いたことがある。
そこで、「鯉のぼり」は全国各地にあるので、いっそ「竜のぼり」を揚げてはと、この添え書きを書きながら唐突に思いついた。
「千と千尋の神隠し」に出てくるハクの様な「竜」を空に泳がせてみてはどうだろう。
 ・・・って、そんなことはきっともう何処かでやっているでしょうね。
それより、そもそも鯉のぼりの「鯉」と登竜門の「鯉」とは同じ意味での「鯉」なのか少し心配になってきました。
五月の空を家族でのんびりほのぼのと泳ぐサザエさん一家の様な鯉達が、あの当たるを幸いすべてを蹴散らし激流を登って竜を目指す亀田一家の様な鯉と同じなのだろうか。


ちなみに、この東白川村には220才以上生きた、伝説の鯉「花子」が居たそうです。
2-9 

裏の川で釣った鮎です。
鮎の友釣りのおもしろいところは、腕や道具だけで無く運も結構関係するので、初心者でも場所さえ良ければそこそこ掛かり、そのへんが私のような適当な釣り人にとっては、おもしろい部分です。
食べても、塩焼を始め味はもちろん良いのですが骨の身ばなれがとても良く、子供にも食べ易い魚だと思います。
2-10 カワセミ

この付近でも色々な野鳥を見ることができます。
しかし、前に出た「あけび」と同じように、「カワセミ」は見つけるとなんだか特別うれしい鳥です。
ごく一般的なカメラで、特別に望遠のレンズも無いのでこんな写真が精一杯ですが、もっといい写真が撮れたら差し替えます。
乞う、ご期待。



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